これまでの展覧会

Exhibision|これまでの展覧会

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矢掛町合併70周年記念 特別展 
判じ絵展〜江戸のなぞなぞに挑戦〜 

会期:202420日(土)~日(日)

判じ絵とは、日本語に多い「同音異義語」を利用し、その絵が表す「音」を読み解いて答えを考える、洒落(しゃれ)を用いた言葉遊びで、江戸時代に大人から子どもまで広く庶民に流行しました。江戸の名所や日本各地の地名、動植物に道具類、子どもの遊びなど、あらゆるものが「判じ絵」に取り上げられました。浮世絵師たちが趣向を凝らした様々な図柄の組み合わせは、当時の人々には簡単でも、現代を生きる私たちには馴染みのない難しい問題もありますが、ユーモアとセンスで江戸の人々に挑戦してみましょう。
このたびの展覧会では、江戸時代の浮世絵師たちが描いた判じ絵を中心に、約100点をご紹介します。江戸時代の宿場町として栄えた矢掛で、判じ絵を読み解きながら、江戸気分を味わっていただければ幸いです。

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特別展 かいけつゾロリ大冒険展 

会期:2023年6月3日(土)~7月9日(日)

いたずらの王者をめざすキツネの主人公・ゾロリと仲間たちの大冒険を描いた『かいけつゾロリ』シリーズが35周年を迎えました。
本展では、これまでの大冒険の歴史を振り返りながら、貴重な原画作品に加え、ゾロリがあつめた「お宝」も立体になって登場します。
魅力たっぷりのゾロリワールドをぜひ親子で、お友だちと、お楽しみください!

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特別展 米倉健史 キルティングアート展 

会期:2022年11月12日(土)~12月18日(日)

「キルティングアート」とは、染めた布を絵の具の代わりとして描くイラストレーションのことで、米倉健史(よねくら けんし)オリジナルの表現方法です。
微妙な違いで染め分けられた絵の具となる布の色数は500色を超え、折り重ねられた布が作り出す陰影が独自の世界を織りなし、作者の心に浮かぶ、無限に広がるイマジネーションの世界が描かれます。
本展では、米倉氏が1998年にボローニャ国際児童図書展で青少年向け部門フィクション賞を受賞した『かみひこうきとんだ』をはじめ、絵本『僕の名前はスケアクロウ』などの原画作品など約70点を展示します。
優しく、温かく、観る人の心を癒す「キルティングアート」の魅力をぜひご鑑賞ください。

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特別展 本濃研太ダンボール彫刻展
    ~僕たち動物たち~ 

会期:2022年7月23日(土)~9月4日(日)

本濃研太(ほんのう げんた 1978~)は、ダンボールで成形し、アクリル絵の具で着彩した繊細かつ大胆な「ダンボール彫刻」を中心に活動する彫刻家です。2012年に宮城県「風の沢ミュージアム」、2015年には千葉県「ふなばしアンデルセン公園子ども美術館」など、数々の個展やグループ展を開催のほか、演劇集団「風煉ダンス」、「渋さ知らズオーケストラ」など舞台美術への参加、ファッションとのコラボレーションも行うなど幅広く活躍しています。また 2020年には、制作活動に邁進し時代を創造する者へ贈られる「第23回岡本太郎現代芸術賞」特別賞を受賞しました。
本展では、本濃が尊敬と憧れを持ってダンボールで制作した、個性豊かで独創的な動物たちを中心に約100点を一堂にご紹介します。本濃研太によるユーモラスな動物たちの世界観に創造力を広げるとともに、子どもから大人まで日常を忘れてご鑑賞いただき、楽しんでいただけたら幸いです。

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企画展 山田勝香遺作展 

会期:2022年4月16日(土)~5月22日(日)

このたび、やかげ郷土美術館では、令和2年に逝去した かな書家・山田勝香(やまだ しょうこう)の遺作展を開催します。
山田勝香は大正10年愛知県に生まれ、早世した書家の夫の遺志を継ぎ、昭和28年田中塊堂に師事しました。読むのではなく感覚に訴える「美術としての書」を主張した師の書風を継承しつつ、古筆を幅広く研究し、さらに自然体へと進化させ、独自の世界を築き上げました。本展では、生前本人から寄贈された作品113点の中から代表作約40点を一堂に展示します。
山田勝香が、大胆かつ絶妙な筆技で生涯をかけて表現した「書の美」をご堪能いただくと共に、改めて多彩な書業の全貌に触れていただけたらと思います。

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特別展 与 勇輝(あたえゆうき) 展 昭和の面影

会期:2021年10月9日(土)~11月14日(日)

創作人形作家 与 勇輝は1937(昭和12)年神奈川県に生まれました。19歳でマネキン人形の会社に就職し、デザイン、製作、ディスプレイなどに携わります。やがて独自のものを創りたいとの思いから、勤務の傍ら創作人形を制作するようになります。46歳の頃から作家として独立し、その後は、日本各地での巡回展や、海外ではニューヨーク、パリ、サンパウロでも展覧会を開催し、布から創り出される立体感ある作品から「布の彫刻」と称され、国内外の多くの人々より絶賛されています。激動の昭和を生きた自身の子ども時代を軸に、子どもたちの日常のささいな表情をとらえ、小物ひとつひとつにまで緻密に手作りされた個性ある人形たちには温かみがあり、観る人の郷愁を誘います。
本展では、「昭和の面影」を主なるテーマに、初期から近作までの代表作約100体を展示します。与 勇輝の人形芸術の世界を通じて、昭和を知る世代には懐かしい想い出を、そして昭和を知らない世代には優しい情景を共感し、時代や世代を超えて「昭和の面影」を感じていただければ幸いです。

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特別展「リサとガスパールのおもいで原画展」

会期:2021年6月19日(土)~8月1日(日)

1999年にゲオルグ・ハレンスレーベンとアン・グットマン夫妻によってフランスで生まれた絵本「リサとガスパール」。パリに暮らすイヌでもウサギでもない不思議な2人の日常を描く「リサとガスパール」シリーズは、日本でも2000年に刊行が開始され、瞬く間に人気シリーズとなり、子供だけでなく多くの人々を魅了し続けています。
この展覧会では、個性的な絵と子供らしいエピソードが印象的な絵本と原画など約110点を展示します。
とびきりキュートなパリの住人、リサとガスパールが織りなすあたたかな世界をお楽しみいただくとともに、書籍では感じきれない原画の迫力や独特のタッチで描かれたおしゃれで美しいパリの街並みもぜひご覧ください。

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やかげ郷土美術館開館30周年記念

特別企画展「矢掛ゆかりの作家展」

会期:2021年1月5日(火)~2月28日(日)

やかげ郷土美術館 開館30周年を記念して、特別企画展「矢掛ゆかりの作家展」を1月5日(火)から開催します。
矢掛町は、古くは吉備真備公ゆかりの地として都と太宰府を結ぶ大路があり、江戸時代には山陽道有数の宿場町として繁栄し、豊かな文化が受け継がれ育まれてきました。歴史的な風土とみどり豊かな自然に恵まれ、今日までに多くの優れた芸術家を輩出しています。
本展では、矢掛町にゆかりのある作家たちの貴重な作品を一堂に展示いたします。このたびの展覧会により、地域の芸術文化へのさらなる見識を深める機会となれば幸いです。

同時公開:「ピカソの絵のあるワイシャツと絵皿展」

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開館30周年記念特別展

「なばたとしたか こびとづかんの世界展」

会期:2020年10月31日(土)~12月20日(日)

2006年の刊行以来、多くの人びとを惹きつけている、なばたとしたか(1977~)の「こびとづかん」シリーズ。一度見ると忘れることのできない強烈な印象を与える作品に、人びとが興味と関心を持ち続ける理由は、読む者がコビトの実在する世界にいつの間にか入り込んでしまうから。日常でふと感じる不思議な気配やできごとの正体としてコビトを描くことで、なばたは個性的ながら私たちに親しみやすい作品を生み出してきました。
本展では、「こびとづかん」シリーズの原画やスケッチ、フィギュアなどをご紹介し、なばたの仕事の足跡をたどります。書籍だけでは感じきれない力強さや緻密さ、そして独自の世界観を、ぜひお楽しみください。

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開館30周年記念特別企画展

「佐藤一章の軌跡 ―代表作から新収蔵作品まで―」

会期:2020年8月29日(土)~10月25日(日)

やかげ郷土美術館 開館30周年を記念して、特別企画展「佐藤一章の軌跡 ―代表作から新収蔵作品まで―」を開催いたします。
本展では、矢掛町出身の洋画家・佐藤一章(1905-1960)の作品を一堂に展示します。
初期から晩年までの代表作約40点に併せて、当館へ新たに寄贈された新収蔵作品の一部を初公開いたします。一章の軌跡をたどりながら画業と功績に改めてふれていただき、戦前から戦後の激動の時代背景の中で、日本の風土から生まれる絵画を追求し続けた ひたむきな情熱を感じていただけたら幸いです。

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やかげ郷土美術館 30周年記念特別企画展

「田中塊堂とゆかりの書家展」

会期:2020年18日(土)~23日(日)

このたび、やかげ郷土美術館開館三〇周年を記念し、「田中塊堂とゆかりの書家展」を開催いたします。
凛とした品格の中にも、ほのぼのとした匂いと絵が感じられる田中塊堂の書は、その温厚清節な人柄と共に多くの人々に愛されています。 本展では、田中塊堂の代表作約四〇点を一堂に展示するとともに、田中塊堂に直接指導を仰いだ書家・山田勝香、古久保泰石、山本雅堂らの書作品も併せて展示いたします。 田中塊堂から現代の書家へ、連綿と続く「大字のかな書」が織りなす書道芸術をお楽しみください。

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武井泰道(むいたいどう)遺作展

会期:201911月16日(土)~12月22日(日)

このたび、やかげ郷土美術館では、企画展「武井泰道遺作展」を開催いたします。
岡山県矢掛町出身で、墨相会名誉会長などを務め、関西を拠点に活躍されていた武井泰道氏が、2018年9月に86歳で逝去されました。
本展では、生前本人から寄贈を受けました作品とこのたび遺族から新たに寄贈された2点の作品を併せた約20点を展示いたします。日本の伝統美術である墨彩画を研鑽し、下絵を描かず、精神統一をして一気に筆を走らせる独自の画法で墨相画の世界を確立した武井泰道の画業を改めてご紹介します。

特別展

本手描友禅 秋山章の世界展―卒寿記念 代表作を初公開―

会期:201910月12日(土)~11月10日(日)

友禅作家 秋山章(昭和6年~)氏は、「日本の女性を美しく」との熱い思いを胸に、本手描友禅の婚礼衣裳をつくり続けてきました。
秋山氏のつくりだす打掛は、漆、螺鈿、金箔などの伝統的技法を施しつつ、独自の技法を打ち立て、絢爛豪華で煌びやかな高級婚礼衣裳として数多くの有名人も自身の結婚式で着用するなど、国内外の多くの人々の心を魅了しています。
このたび、卒寿を記念して、秋山章氏の友禅作家としての70年もの長きにわたる、本手描友禅の婚礼衣裳作品の中から選りすぐりの代表作を一堂に展示いたします!

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ノンタン絵本の世界展

会期:20195月18日(土)~6月30日(日)

親から子へ、世代をこえて愛されつづけているノンタンは、1976年、絵本作家・キヨノサチコさんによる絵本『ノンタンぶらんこのせて』(偕成社)で誕生しました。いたずら好きでわんぱくで元気いっぱいの猫のおとこのこノンタンは、当時の絵本ではめずらしいタイプの主人公でした。当初、大人たちから、いい子じゃないノンタンに批判も寄せられましたが、子どもたちにとって友だちのようなノンタンは、たちまち大人気となりました。その後、芸術的な美しさや道徳にとらわれることなく、とにかく子どもたちが楽しめる絵本を描きたいというキヨノサチコさんの情熱により、40作近くの絵本等が刊行され、大人気シリーズとなりました。この展覧会では、「ノンタン」シリーズの絵本原画約80点をご紹介します。親子で、またおじいちゃんやおばあちゃんと一緒に楽しいひとときが過ごせますように。